WEBメディアが実空間で「問い」を共有し、リアルな対話を通して言論空間を創造する+5メディアプログラム。今回は、海外の国際芸術祭で体験する「鑑賞」の特異性や魅力について考察していきます。
鑑賞体験のあり方は一様ではなく、個々人が持つ言語や文化的背景、そしてそれに基づく感覚や価値観にも深く影響されています。それを前提とするとき、異なる土地・文化圏でのアートとの出会いは、私たちにどのように変化をもたらすのでしょうか。アラブ首長国連邦シャルジャ首長国で2年に一度開催される「シャルジャ・ビエンナーレ」を題材に、その土地の歴史や文化背景に触れることで広がる鑑賞体験と、展覧会というフォーマットの可能性について、ゲストと共に探っていきます。
イベント詳細
◼︎日時:2025年8月9日(土)16時〜18時
◼︎場所:Kiten
京都市北区上賀茂岩ケ垣内町91 北山ビル2F(北山駅2番出口 北へ徒歩5分)
https://kiten.space/access/
◼︎定員:30名(参加費無料)
◼︎申し込み方法(以下いずれか)
・SNSでのダイレクトメッセージ
・plus5.nishiedafoundation@gmail.com へメール申し込み(申込者名を明記)
※飛び込みも可能ですが、スペースに限りがあるため事前申し込み推奨
スピーカー
<ゲスト>
・池田佳穂さん(インディペンデント・キュレーター)
「シャルジャ・ビエンナーレ16」キュレータープログラムに参加。
・大倉佑亮さん(インディペンデント・キュレーター/京都大学非常勤研究員)
「シャルジャ・ビエンナーレ15」を視察
<司会進行>
・桐惇史(編集者)
「シャルジャ・ビエンナーレ16」を体験
ゲストプロフィール
池田 佳穂(いけだ・かほ)|インディペンデント・キュレーター
2016年より東南アジアを中心に、アート・コレクティブ、DIYカルチャーやカルチュラル・アクティビズムを調査。森美術館でアシスタントとして経験を積み、2023年春に独立。山中suplexの共同プログラムディレクターに加え、アートセンターBUGのゲストキュレーターを務める。
近年の展覧会やラーニング事業の主な企画実績として、「バグスクール2024:野性の都市」(BUG、2024年)、「一人で行くか早く辿り着くか遠くを目指すかみんな全滅するか」(山中suplex、2024年)、「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」(兵庫、2024年)などがある。
大倉 佑亮(おおくら・ゆうすけ)|インディペンデント・キュレーター/京都大学非常勤研究員
1988年生まれ。京都大学総合人間学部卒。 京都を拠点に、アートプロジェクトや大学においてキュレーション、アート・マネジメント、教育に携わる。
近年は、京都芸術大学美術工芸学科非常勤講師、「森の芸術祭 晴れの国・岡山」チーフ・コーディネーター/キュラトリアル・アドバイザーを務めた。 現在、「岡山芸術交流 2025」総合ディレクター補佐および京都大学非常勤研究員を務める。
また、2025年秋開催予定の「Lightseeing Kyoto South」では、キュレーターを務める。
メディアをひらく
+5(plus five)メディアプログラム とは、WEBメディアが実空間で「問い」を共有し、リアルな対話を通して、言論空間を創造するプログラムです。パネルディスカッションやワークショップ形式で、年に数回、開催しています。メディアの抱える問いを、アートネイバー、参加者と共に対話をしながら考え直していきます。地域で活動する人々や未来のアートネイバーはもちろん、普段は顔の見えない+5の読者を集め、イベントを起点に新たな対話が広がることを目的とします。