VRワークショップ「展覧観測」は、ART360°が記録したデジタルアーカイブとの対話を⽬的に作られた鑑賞対話プログラムです。星を観測するようにVRヘッドセットで鑑賞をし、観測に集った人たちで、対話を深めていきます。「展覧観測」が重視しているのは、デジタルとアナログを⾏き来することで⽣まれる、濃密な空間体験の共有です。VR上で得られた情報や感情は、現実の参加者である「他者」に共有され、対話を通して深められていきます。
⾃分の気持ちや考えを⾔葉にし、他者に伝えることには、⼀種の緊張感が宿ります。しかしそれを乗り越えて⽣まれる対話が、既存の考えを解きほぐし、新たな自分を見つけるヒントになると信じています。